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『地球の長い午後』感想 SFの超名作・ナウシカの元ネタと言われてるけど… 

1,000冊以上小説を読んできた私の主観で好き勝手に感想を書きます。

今回はブライアン・W・オールディスの『地球の長い午後』の感想。


名作度
設定の面白さ
ストーリー
SFとしての完成度
おすすめ度

『地球の長い午後』のあらすじ

数十億年先の地球。太陽の超新星爆発が近づく滅亡寸前の地球を支配しているのは巨大植物である。

自転が止まった地球では片面に太陽が当たり続け、重力が弱まり植物が巨大化、動く能力すら身に着けた植物が地球上の覇者となったのだった。

人類の文明は消滅し、その日暮らしをする絶滅寸前の生物となり果て考える能力も失われていた。

そんな中、人一倍好奇心を持ったグレンという少年に、知能を持ったキノコ「アミガサダケ」が取りついた。グレン少年が様々な困難を乗り越えていくが…。

『地球の長い午後』の感想

正直、期待外れでした。SFの名作として必ず名が挙がるものだったので、期待が大きすぎました。

それにしてもストーリー・表現力がイマイチです。せっかく、めちゃくちゃ面白そうな設定「数十億年後の巨大植物が支配した地球」があるのにめちゃくちゃもったいない。

表現力の無さ故に途中、何がどうなっているのか想像できない部分もありました。
(読解力の問題かしら…?)

後半の行き当たりばったりなストーリーもSFとしては評価できない。最後にリリョーとグレンが広ーい地球上でたまたま出会うという万が一にもあり得ない超偶然…興醒めです。
作者が思いついた設定を全て盛り込みたかった、ただそれだけのストーリーになってしまっている。

宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』の元ネタになっているとも言われています。
言われていますが、個人的にはあまり共通点はないように思いました。植物が力を持っている点くらいか。

それでも、最後まで読み切れたのは(つまらないと3ページで力尽きます)
設定の面白さがピカイチだから。
今まで読んだどんなSFとも異なる異質な世界観と圧倒的なスケール、実際に地球に起こり得ると思わせる現実味に引き込まれました。

個人的にはもっと人類が細々と生きている様子を丁寧に描き出した方が面白かったと思います。
地球滅亡前に人類がどう生きたか、物事を考えなくなっていったときの人類の様子、合わせて植物に支配された地球の様子を描き出す方が、こじつけ感のあるストーリーよりよっぽど良い。

一度は読んでみた方が良い作品ではあり、設定が面白いので名作と呼ばれるのもわからんではないですが、期待せずに読むべし。

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Nozitan
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アラサーOLです。趣味は旅行と読書とお得情報集め。 ・結婚式、披露宴 ・海外旅行 ・ブログ運営 の記事を中心に書いていきます。
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